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実施終了技術名

網膜芽細胞腫の遺伝子診断

もうまくがさいぼうしゅ の いでんししんだん
この技術は「2016年3月31日」で先進医療に該当しなくなりました。
  • 適応症
    網膜芽細胞腫の患者または遺伝性網膜芽細胞腫の患者の血族に係るもの
  • 内容
    網膜芽細胞腫は、眼球内にできる悪性腫瘍です。出生数の1.6万~2.0万人に1人に発症し、小児がんの約3%を占めています。がん抑制遺伝子である「RB1遺伝子」の異常により発症することがわかっており、患者の約30~40%は遺伝性です。優性遺伝のため、患者さんに子どもが生まれた場合は50%の割合で遺伝し、そのうち90%以上が発症するといわれています。
    網膜芽細胞腫の大きさが1~2mm程度の早期の段階で発見できれば、治療によって視力や眼球の温存の成功率が高くなります。また、二次的に全身の肉腫・骨肉腫などの悪性腫瘍を発症する危険が高いため、適切な医学的管理が必要です。
    そのため遺伝子検査によって、網膜芽細胞腫の患者に関する遺伝子変異情報を確定することと、患者の血縁者で未発症の人の中から保因者を発見することが重要となります。
    公的医療保険が適用される染色体検査では、遺伝子変異の検出率は5~7.5%にとどまりますが、染色体レベルでの異常を診断できます。遺伝子検査と染色体検査を組み合わせて行うことによって、網膜芽細胞腫の遺伝子診断の精度は約95%まで向上します。これらの検査によってRB1遺伝子の異常が認められたら、頻回に検査を行うことで悪性腫瘍の早期発見・早期治療が可能になります。
  • がんの分類
  • 部位・診療科分類
  • 技術の実施期間
    2009/11/01~2016/03/31
  • 医療機関
    • 過去に承認されていた実施医療機関
    都道府県 医療機関名 所在地 電話番号 医療機関の実施期間
    東京都 国立研究開発法人 国立がん研究センター中央病院終了 〒104-0045
    中央区築地5-1-1
    03-3542-2511 ~2016/03/31
             

本サイトで扱う情報は2012年9月21日以降に更新されたものとなります。「過去」の実施技術・医療機関は、 2012年9月21日以降に終了したものを掲載しています。