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実施終了技術名

多血小板血漿を用いた難治性皮膚潰瘍の治療

たけっしょうばんけっしょうをもちいた なんちせいひふかいようのちりょう
この技術は「2016年3月31日」で先進医療に該当しなくなりました。
  • 適応症
    通常の治療に抵抗性を有する難治性皮膚潰瘍(身体の状態により手術による治療が困難な者等に係るものに限る。)
  • 内容
    各種技術の発展が続く再生医療では、幹細胞や増殖因子が成功の鍵となると考えられています。この技術では、難治性皮膚潰瘍に対し、患者さん本人の血液から分取した多血小板血漿を用いて治療を行います。
    傷が治る過程において、血小板は重要な働きを担っています。血小板には上皮増殖因子(EGF)や血小板由来増殖因子(PDGF)が多量に含まれており、修復すべき傷の場所に合わせて効果を発揮します。これらの増殖因子は、骨折など硬組織の損傷修復に関しては骨化を促し、皮膚などの軟部組織においては真皮再生、上皮化を促す働きがあります。
    まず患者さん本人から30~60mlの末梢血を採血し、それを遠心分離器にかけて多血小板血漿を分取します。分取した多血小板血漿は、潰瘍の大きさに合わせた用量を患部に塗布します。
    治療は外来で行うことができ、受診して採血をしてから患部へ塗布するまでにかかる時間は、最長で約2時間です。これまでの細胞治療を補完する形での新たな潰瘍治療であり、難治性潰瘍の治癒や皮膚組織再生の促進効果と、患者さんの早期社会復帰が期待できます。
  • がんの分類
     
  • 部位・診療科分類
  • 技術の実施期間
    2011/10/01~2016/03/31
  • 医療機関
    • 過去に承認されていた実施医療機関
    都道府県 医療機関名 所在地 電話番号 医療機関の実施期間
    千葉県 医療法人財団松圓会 東葛クリニック病院終了 〒271-0067
    松戸市樋野口865-2
    047-364-5121 ~2016/03/31
    東京都 聖路加国際病院終了 〒104-8560
    中央区明石町9-1
    03-3541-5151 ~2016/03/31
    東京都 国立研究開発法人 国立国際医療研究センター病院終了 〒162-8655
    新宿区戸山1-21-1
    03-3202-7181 ~2016/03/31
    神奈川県 聖マリアンナ医科大学病院終了 〒216-8511
    川崎市宮前区菅生2-16-1
    044-977-8111 ~2016/03/31
    石川県 金沢医科大学病院終了 〒920-0293
    河北郡内灘町大学1-1
    076-286-3511 ~2016/03/31
    熊本県 熊本大学病院終了 〒860-8556
    熊本市中央区本荘1-1-1
    096-344-2111 ~2016/03/31
             

本サイトで扱う情報は2012年9月21日以降に更新されたものとなります。「過去」の実施技術・医療機関は、 2012年9月21日以降に終了したものを掲載しています。