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実施終了技術名

骨髄由来間葉系細胞による顎骨再生療法

こつずいゆらい かんようけいさいぼうによる がくこつ さいせいりょうほう
この技術は「2023年4月30日」で先進医療に該当しなくなりました。
  • 適応症
    腫瘍、顎骨骨髄炎、外傷等の疾患による広範囲の顎骨または歯槽骨欠損(上顎にあっては連続した三分の一顎程度以上の顎骨欠損または上顎洞もしくは鼻腔への交通が認められる顎骨欠損に限り、下顎にあっては連続した三分の一顎程度以上の歯槽骨欠損または下顎区域切除以上の顎骨欠損に限り、歯槽骨欠損にあっては歯周疾患および加齢による骨吸収を除く。)
  • 内容
    この先進医療は、腫瘍や顎骨骨髄炎、けがなどで顎の骨を失った患者さんに対して、骨髄由来間葉系細胞による顎骨再生療法を行うものです。
    顎の骨を失うと、咀嚼(そしゃく)や嚥下(えんげ)機能の低下、見た目の問題などから、患者さんのQOL(生活の質)は大幅に低下します。失った顎の骨の代わりに患者さんの体の骨(腸骨など)や人工骨を移植する治療が行われますが、腸骨などの採取には手術を伴うため体にかかる負担が大きく、入院も必要になります。また、人工骨の移植では骨化に時間がかかり、細菌感染が起こりやすいという問題があります。
    この先進医療では、骨細胞に成熟する能力のある骨髄由来間葉系細胞を患部に移植して、顎の骨を再生します。患者さんの腰に針を刺して骨髄液を採取し、間葉系細胞を培養するため、体にかかる負担は少なくて済みます。顎の骨が再生して歯科インプラントの埋め込みなどができれば、咀嚼や嚥下機能などが改善し、患者さんのQOLの向上に寄与することが期待されます。
  • がんの分類
     
  • 部位・診療科分類
  • 技術の実施期間
    2016/01/01~2023/04/30
  • 医療機関
    • 過去に承認されていた実施医療機関
    都道府県 医療機関名 所在地 電話番号 医療機関の実施期間
    愛知県 国立大学法人 名古屋大学医学部附属病院終了 〒466-8560
    名古屋市昭和区鶴舞町65
    052-741-2111 ~2023/04/30
             

本サイトで扱う情報は2012年9月21日以降に更新されたものとなります。「過去」の実施技術・医療機関は、 2012年9月21日以降に終了したものを掲載しています。