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実施中技術名

血中TARC濃度の迅速測定

けっちゅう たーくのうどの じんそくそくてい
  • 適応症
    汎発型の皮疹(皮膚科専門医(公益社団法人日本皮膚科学会が認定したものをいう。以下同じ。)が重症または重症化の可能性があると判断したものであって、薬疹が疑われるものに限る。)
  • 内容
    この先進医療は、最新の全自動免疫測定装置を使って、血液中のTARC(thymus and activation-regulated chemokine: Th2ケモカイン)という白血球走化性因子の濃度を迅速に測定する技術です。これまでにアトピー性皮膚炎では、さまざまな刺激によって表皮角化細胞等からTARC産生が誘導されることが知られていました。重症薬疹においてもTARCの産生が刺激されることが近年明らかになっています。
    適応となるのは、薬剤によって全身に発疹が出た薬疹の重症例です。重症薬疹にはスティーブンス・ジョンソン症候群、中毒性表皮壊死(えし)症、薬剤性過敏症症候群などのタイプがあり、疾患によってTARCの血中濃度が異なります。
    重症薬疹では、発症早期からそれぞれの疾患に適した治療を始めることが重要です。しかしながら、発症早期には問診や通常の臨床検査をしても重症薬疹のタイプを判別するのが難しいうえ、TARCの測定を検査機関に委託した場合、結果が得られるまでに数日かかっていました。
    この先進医療により発症早期に重症薬疹のタイプを判別することが可能となります。その結果、それぞれの疾患に適した治療を早期に開始できるようになることが期待されます。
  • がんの分類
     
  • 部位・診療科分類
  • 技術の実施期間
    2018/04/01~
  • 医療機関
    • 現在承認中の実施医療機関
    • 過去に承認されていた実施医療機関
    都道府県 医療機関名 所在地 電話番号
    千葉県 国際医療福祉大学成田病院 〒286-8520
    成田市畑ケ田852
    0476-35-5600
    大分県 大分大学医学部附属病院 〒879-5593
    由布市挾間町医大ヶ丘1-1
    097-549-4411
           

本サイトで扱う情報は2012年9月21日以降に更新されたものとなります。「過去」の実施技術・医療機関は、 2012年9月21日以降に終了したものを掲載しています。