
光トポグラフィー検査を用いたうつ症状の鑑別診断補助
ひかりとぽぐらふぃーけんさをもちいた うつしょうじょうの かんべつしんだんほじょ
この技術は「2014年3月31日」で先進医療に該当しなくなりました。
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- ICD-10(平成二十一年総務省告示第百七十六号<統計法第二十八条および附則第三条の規定に基づき、疾病、傷害および死因に関する分類の名称および分類表を定める件>の「3」の「(1) 疾病、傷害および死因の統計分類基本分類表」に規定する分類をいう。)においてF2(統合失調症、統合失調症型障害および妄想性障害)に分類される疾病およびF3(気分<感情>障害)に分類される疾病のいずれかの疾病であることが強く疑われるうつ症状(器質的疾患に起因するものを除く。)
- うつ病など精神疾患の臨床診断は、通常患者さんや家族からの問診によって行われますが、血液検査や画像検査といった客観的な指標がなく、問診情報が十分であったとしても診断の確定が困難であることが少なくありません。特にうつ病と双極性障害、統合失調症などは初期にうつ状態を示すことが多く、正確な鑑別診断が困難といえます。
光トポグラフィー検査は、脳の血流量の変化を波形データで表し、このデータを用いて脳機能の評価を行うことで、うつ状態の原因疾患を客観的に診断することが可能になりました。
うつ状態の患者さんに、光トポグラフィー装置のプローブを装着した状態で、指定する頭文字から始まる言葉をできる限り多く発するよう求める課題(「言語流暢性課題」)を60秒間行います。患者さんが課題を行っている間、光トポグラフィー装置は、前頭葉や側頭葉の脳活動状態の変化を測定し、リアルタイムに画像化します。
さらに、そのデータを解析して課題に対する脳の活性化様式がいずれの精神疾患のパターンに合致するかを判別することで、臨床診断を補助して正確な鑑別診断を行うことができます。
この技術によって臨床診断の正確性が高まり、うつ状態の軽度の段階から適切な治療を開始することができます。これによって早期の症状改善や重症化の予防が可能となり、さらに画像表示等で客観的に把握できることから、患者さんや家族の病状理解を助けます。 - 2009/04/01~2014/03/31
- 過去に承認されていた実施医療機関
都道府県 医療機関名 所在地 電話番号 医療機関の実施期間 鳥取県 独立行政法人国立病院機構 鳥取医療センター 〒689-0203
鳥取市三津8760857-59-1111 ~2014/03/31 鳥取県 鳥取大学医学部附属病院 〒683-8504
米子市西町36-10859-33-1111 ~2014/03/31 島根県 島根大学医学部附属病院 〒693-8501
出雲市塩冶町89-10853-23-2111 ~2014/03/31 山口県 山口大学医学部附属病院 〒755-8505
宇部市南小串1-1-10836-22-2111 ~2014/03/31 香川県 医療法人社団 以和貴会 いわき病院 〒761-1402
高松市香南町由佐113-1087-879-3533 ~2014/03/31 大分県 大分大学医学部附属病院 〒879-5593
由布市挾間町医大ヶ丘1-1097-549-4411 ~2014/03/31 沖縄県 琉球大学病院 〒901-2725
宜野湾市字喜友名1076098-894-1301 ~2014/03/31 前の20件<< 1 2 >>次の20件
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