- 胎児閉塞性尿路疾患
- 出生前診断で胎児に尿路障害による疾患が見つかった場合、胎児の膀胱から尿を羊水腔に排出する経路を子宮内で形成する治療技術です。
胎児は、子宮内では羊水腔(羊水の満ちた袋)の中に尿を排出しますが、尿路障害が起きるとうまく排出されず、尿管拡張や腎機能障害を起こして出生後に腎不全で死亡するリスクが高まります。また、羊水過小により胎児の肺が十分に成長しない「肺低形成」になる恐れもあります。
この治療では超音波断層画像の誘導の下、妊婦さんのお腹の上から専用穿刺針でシャントカテーテルを挿入・留置し、胎児膀胱から羊水腔への経路を作ります。カテーテルは出生後取り除きます。
疾患と妊娠週数により、本治療法の適応外となる場合があります。 - 2004/12/01~2014/06/30
- 過去に承認されていた実施医療機関
都道府県 医療機関名 所在地 電話番号 医療機関の実施期間 茨城県 筑波大学附属病院 〒305-8576
つくば市天久保2-1-1029-853-3900 ~2014/06/30 東京都 国立研究開発法人 国立成育医療研究センター 〒157-8535
世田谷区大蔵2-10-103-3416-0181 ~2014/06/30 大阪府 国立研究開発法人 国立循環器病研究センター 〒564-8565
吹田市岸部新町6-106-6170-1070 ~2014/06/30
本サイトで扱う情報は2012年9月21日以降に更新されたものとなります。「過去」の実施技術・医療機関は、 2012年9月21日以降に終了したものを掲載しています。