- ジストニア、痙性麻痺その他の局所の筋過緊張を呈するもの
- ジストニアや痙性麻痺などで筋肉のこわばりや異常な運動を起こしている筋肉の部位に、局所麻酔薬とエタノールを注射して筋知覚神経をブロックし、筋肉の筋過緊張を和らげる治療です。
ジストニアとは「まぶたが勝手に閉じる(眼瞼けいれん)」「手や腕の筋肉の動きが制御できない(書痙)」など、体のあちこちの筋肉が不随意に収縮し、ゆがみやねじれが出て自分の意思通りに動かなくなる病気です。
また、痙性麻痺は、脳卒中や脊髄損傷の後遺障害などに見られ、筋肉が硬直し、手足が突っ張ったり関節が勝手に湾曲してしまう状態です。
これらの症状に対し、筋電図や超音波検査、MRI検査などで治療部位を決定し、局所麻酔薬とエタノールを注射を週2回の頻度で行います。合計10回を過ぎたころから2週間ないし1カ月に1度の治療となります。
筋過緊張の軽減には、従来ボツリヌス毒素を注入する治療が行われてきましたが、抗体を産生してボツリヌス毒素の効果がなくなった場合やボツリヌス治療前に原因筋を確定するまでの過程でも、局所麻酔薬とエタノールの注射が行われます。ボツリヌス毒素注入と比較して、筋力が低下しないという特徴があります。 - 2004/11/01~2014/04/30
- 過去に承認されていた実施医療機関
都道府県 医療機関名 所在地 電話番号 医療機関の実施期間 徳島県 徳島大学病院 〒770-8503
徳島市蔵本町2-50-1088-631-3111 ~2014/04/30
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