
内視鏡下手術用ロボットを用いた冠動脈バイパス手術(一箇所のみを吻合するものに限る。)
ないしきょうかしゅじゅつようろぼっとをもちいた かんどうみゃくばいぱすしゅじゅつ ... >>
この技術は「2013年12月31日」で先進医療に該当しなくなりました。
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- 虚血性心疾患
- 心臓の筋肉に大量の血液を送っている冠動脈に狭窄や閉塞が起こると、心筋に酸素や栄養が届かないために、心筋梗塞や狭心症など虚血性心疾患と呼ばれる病気が起こります。
この技術は、心筋への血流を回復するため、別の血管を移植して血液に新しい通り道(バイパス)を作る冠動脈バイパス手術を、ロボット支援により内視鏡下で行うものです。
これまでの冠動脈バイパス手術は胸骨や肋骨の切開や切断が必要で、患者さんの負担が大きく、長期療養を余儀なくされていました。
内視鏡による手術では、胸骨や肋骨の切開をしないので、傷口の疼痛や感染の軽減、術後早期回復、入院期間の短縮、早期社会復帰ができ、患者さんの負担が大幅に軽減されます。
三次元画像と精密なコントロールができるロボットアームにより、移植のための適切な血管(グラフト)を採取したり、吻合するのに、良好な視界で精緻な操作がより迅速に可能となります。
この技術を用いた手術には2つの方法があります。
【術式A】移植のための血管(グラフト)採取までを手術用ロボットを用い、冠動脈と血管の吻合を肋間開胸でロボットを使用せず行う。
【術式B】すべての過程をロボット使用で行う。
施設や医師の経験による適用基準があり、術式Aの技術を取得したのちに、術式Bを実施できることとされています。 - 2009/08/01~2013/12/31
本サイトで扱う情報は2012年9月21日以降に更新されたものとなります。「過去」の実施技術・医療機関は、 2012年9月21日以降に終了したものを掲載しています。