
食道アカラシア等に対する経口内視鏡的筋層切開術
しょくどうあからしあなどにたいする けいこうないしきょうてき きんそうせっかいじ ... >>
この技術は「2016年3月31日」で先進医療に該当しなくなりました。
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- 食道アカラシア、食道びまん性けいれん症等の食道運動機能障害を有するもの(食道の内腔が狭窄しているものに限る)
- 食道アカラシアとは、下部食道(胃に近い部分)の神経障害によって、噴門部(ふんもんぶ)の開閉障害や食道の蠕動運動(ぜんどううんどう)の障害により、食物の通過障害、嘔吐(おうと)、胸痛、誤嚥性肺炎(えんげせいはいえん)などを生じる疾患です。
治療は根治的治療と考えられている外科的治療(筋層切開、噴門形成術)が標準的治療とされています。そのほか、薬物療法、内視鏡的バルーン拡張術、ボツリヌス菌毒素局注療法などもあります。
現在、外科的治療は腹腔鏡下手術(保険適用)によって行われることが主流となっています。ただし、低侵襲とはいえ腹壁の数か所に傷をつくり、また、腹部側から内視鏡を挿入して食道の筋層切開術を行うので、筋層切開の長さが最長でも7cmくらいに制限されてしまい、「食道びまん性けいれん症」などは治療の対象になりにくいという課題もあります。
経口内視鏡(口から挿入する内視鏡)を用いて下部食道の筋層切開術を行うことにより、従来の腹腔鏡下手術と同等の根治性を得るとともに、腹壁を傷つけずにより低侵襲な治療が可能になり、短期間での回復と早期社会復帰が期待できます。また、経口内視鏡的筋層切開術では、筋層切開の長さをなるべく長くできるので「食道アカラシア」のみならず、「食道びまん性けいれん症」にも適応が可能となります。 - 2012/08/01~2016/03/31
- 過去に承認されていた実施医療機関
都道府県 医療機関名 所在地 電話番号 医療機関の実施期間 東京都 昭和大学江東豊洲病院 〒135-8577
江東区豊洲5-1-3803-6204-6000 ~2016/03/31 神奈川県 昭和大学横浜市北部病院 〒224-8503
横浜市都筑区茅ヶ崎中央35-1045-949-7000 ~2016/03/31 新潟県 新潟大学医歯学総合病院 〒951-8520
新潟市中央区旭町通一番町754025-223-6161 ~2016/03/31 兵庫県 神戸大学医学部附属病院 〒650-0017
神戸市中央区楠町7-5-2078-382-5111 ~2016/03/31 福岡県 福岡大学病院 〒814-0180
福岡市城南区七隈7-45-1092-801-1011 ~2016/03/31 長崎県 長崎大学病院 〒852-8501
長崎市坂本1-7-1095-819-7200 ~2016/03/31 大分県 大分大学医学部附属病院 〒879-5593
由布市挾間町医大ヶ丘1-1097-549-4411 ~2016/03/31 沖縄県 社会医療法人かりゆし会 ハートライフ病院 〒901-2492
中頭郡中城村伊集208098-895-3255 ~2016/03/31
本サイトで扱う情報は2012年9月21日以降に更新されたものとなります。「過去」の実施技術・医療機関は、 2012年9月21日以降に終了したものを掲載しています。