
金属代替材料としてグラスファイバーで補強された高強度のコンポジットレジンを用いた三ユニットブリッジ治療
きんぞくだいたいざいりょうとしてぐらすふぁいばーでほきょうされた こうきょうどの ... >>
この技術は「2018年3月31日」で先進医療に該当しなくなりました。
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- 臼歯部中間欠損(臼歯部のうち1歯が欠損し、その欠損した臼歯に隣接する臼歯を支台歯とするものに限る)
- 臼歯部(奥歯)のうち1歯が欠損した場合、現在の歯科治療では、欠損した臼歯の両隣りの臼歯を支えの歯として、歯科用金属を用いた3歯にかかるブリッジ(1歯欠損の3ユニットブリッジ)を作ります。
この先進医療技術では歯科用金属に替わり、グラスファイバーおよび高強度のコンポジットレジン(樹脂製の白い修復用素材)を用います。
従来のコンポジットレジンは、「むし歯の穴に詰める」「歯のすき間をふさぐ」「抜けた前歯を作る」「小臼歯の1歯にかぶせたり(クラウン)、歯科用金属で作ったブリッジの表(前)側にかぶせる」「変色した歯をコーティングして白くする」などに用いられています。
この先進医療技術は、臼歯部の大きな咬合力に耐えられる高強度のコンポジットレジンとグラスファイバーを用いることで、歯科用金属を使用せずにブリッジを作るものです。特に、咬合による応力のかかるブリッジ連結部に、従来の歯科用金属による補強構造体に替えて、グラスファイバーを用いることにより、さらにブリッジ強化が図られます。
また、レアメタルを含む金銀パラジウム合金の替わりにグラスファイバーを用いることで、金属アレルギーをもつ患者さんもブリッジの適用が可能となります。レジンは天然歯質に似た硬度であるため、咬合の際に対合する天然歯を摩耗させにくい利点もあります。
その他、金属鋳造法を用いないため作業工程が少なく、患者さんの通院間隔の短縮による治療期間の短縮につながる、作製されたブリッジを患者さんに装着する際に形態やかみ合わせなどの調整が行いやすい、ブリッジの一部が摩耗や破折した場合でも、ブリッジを撤去せずに口腔内で修理することができるなどの利点もあります。
ちなみに、歯科用貴金属は、その素材である金やパラジウムなどの市場価格の影響を受けやすいのですが、この材料はその影響を受けないため安定した供給ができることも利点とされます。 - 2012/12/01~2018/03/31
- 過去に承認されていた実施医療機関
都道府県 医療機関名 所在地 電話番号 医療機関の実施期間 宮城県 東北大学病院 〒980-8574
仙台市青葉区星陵町1-1022-717-7000 ~2018/03/31 東京都 日本歯科大学附属病院 〒102-8158
千代田区富士見2-3-1603-3261-5511 ~2018/03/31 大阪府 大阪歯科大学附属病院 〒540-0008
大阪市中央区大手前1-5-1706-6910-1111 ~2018/03/31 徳島県 徳島大学病院 〒770-8503
徳島市蔵本町2-50-1088-631-3111 ~2018/03/31 福岡県 公立大学法人 九州歯科大学附属病院 〒803-8580
北九州市小倉北区真鶴2-6-1093-582-1131 ~2018/03/31 長崎県 長崎大学病院 〒852-8501
長崎市坂本1-7-1095-819-7200 ~2018/03/31
本サイトで扱う情報は2012年9月21日以降に更新されたものとなります。「過去」の実施技術・医療機関は、 2012年9月21日以降に終了したものを掲載しています。