
冠動脈または末梢動脈に対するカテーテル治療におけるリーナルガードを用いた造影剤腎症の発症抑制療法
かんどうみゃく または まっしょうどうみゃくにたいする かてーてるちりょうにおけ ... >>
この技術は「2019年7月31日」で先進医療に該当しなくなりました。
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- 腎機能障害を有する冠動脈疾患(左室駆出率が30%以下のものを除く。)または末梢動脈疾患
- 冠動脈や末梢動脈(手足の動脈)の病気でカテーテル治療を行う際には、造影剤という血管を鮮明に描写する薬を用いて、血管が狭窄している部位やその程度を確認します。しかし、造影剤は腎臓に負担がかかるため、腎臓の機能が低下している患者さんに使用すると、「造影剤腎症」と呼ばれる急性の腎機能障害を引き起こすことがあります。これまで造影剤腎症への対策は、軽症の腎機能障害の患者さんに対し、術前・術後に生理食塩水を輸液する以外には、明らかに有効な治療法はありませんでした。
この先進医療は、中等度、あるいは高度の腎機能障害がある患者さんに対して、「リーナルガード」という尿の重量を計測する機能が付いた輸液ポンプを用いることで、造影剤腎症の発症を抑制するものです。造影剤を使用するカテーテル治療を開始する前に30分以上かけて生理食塩水を輸液し、1時間当たりの尿量が300mlに到達したらリーナルガードを稼働させ、カテーテル治療を開始します。排尿と同量の輸液を行って腎臓の血流を増加させ、できるだけ多くの造影剤を尿とともに体外に排出します。造影剤を最後に注入してから4時間後に、リーナルガードの使用を終了します。 - 2013/10/01~2019/07/31
- 過去に承認されていた実施医療機関
都道府県 医療機関名 所在地 電話番号 医療機関の実施期間 宮城県 一般財団法人厚生会 仙台厚生病院 〒981-0914
仙台市青葉区堤通雨宮町1-20022-728-8000 ~2019/07/31 神奈川県 横浜栄共済病院 〒247-8581
横浜市栄区桂町132045-891-2171 ~2019/07/31
本サイトで扱う情報は2012年9月21日以降に更新されたものとなります。「過去」の実施技術・医療機関は、 2012年9月21日以降に終了したものを掲載しています。