
全身性エリテマトーデスに対する初回副腎皮質ホルモン治療におけるクロピドグレル硫酸塩、 ピタバスタチンカルシウムおよびトコフェロール酢酸エステル併用投与の大腿骨頭壊死発症抑制療法
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この技術は「2024年5月31日」で先進医療に該当しなくなりました。
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- 全身性エリテマトーデス(初回の副腎皮質ホルモン治療を行っている者に係るものに限る。)
- 「大腿骨頭壊死」とは、大腿骨頭(太ももの骨の付け根の丸い部分)の血流が低下して骨組織が死んだ状態です。死んだ骨組織がつぶれると股関節に痛みが生じ、症状が重い場合は歩行が困難になります。大腿骨頭壊死の発症メカニズムはよくわかっていませんが、副腎皮質ホルモン薬(ステロイド薬)の使用に伴って発症することが多いと報告されています。
一方、「全身性エリテマトーデス」は、病原体から身を守る免疫系が自分自身を攻撃してしまう自己免疫疾患の一つです。自己免疫疾患の治療にはステロイド薬が欠かせませんが、全身性エリテマトーデスの患者さんでは、ほかの自己免疫疾患と比べて大腿骨頭壊死の発症率が高くなっています。今のところ、大腿骨頭壊死を防ぐ有効な治療法は確立していませんが、近年、動物実験において、ステロイド薬の使用によって誘発される血液の凝固や、脂質代謝異常、酸化ストレスを抑制することで、大腿骨頭壊死を予防できる可能性が示唆されています。
この先進医療は、初回のステロイド治療を行っている全身性エリテマトーデスの患者さんを対象に、クロピドグレル硫酸塩(血液が固まるのを防ぐ薬)、ピタバスタチンカルシウム(脂質異常症の治療薬)およびトコフェロール酢酸エステル(ビタミンE)の併用投与を3カ月間行うものです。これにより、大腿骨頭壊死の発症を抑制することが期待されます。 - 2014/08/01~2024/05/31
- 過去に承認されていた実施医療機関
都道府県 医療機関名 所在地 電話番号 医療機関の実施期間 北海道 北海道大学病院 〒060-8648
札幌市北区北14条西5011-716-1161 ~2024/05/31 埼玉県 埼玉医科大学総合医療センター 〒350-8550
川越市鴨田1981049-228-3400 ~2024/05/31 千葉県 千葉大学医学部附属病院 〒260-8677
千葉市中央区亥鼻1-8-1043-222-7171 ~2024/05/31 東京都 聖路加国際病院 〒104-8560
中央区明石町9-103-3541-5151 ~2024/05/31 東京都 慶應義塾大学病院 〒160-8582
新宿区信濃町3503-3353-1211 ~2024/05/31 東京都 順天堂大学医学部附属順天堂医院 〒113-8431
文京区本郷3-1-303-3813-3111 ~2024/05/31 新潟県 新潟大学医歯学総合病院 〒951-8520
新潟市中央区旭町通一番町754025-223-6161 ~2024/05/31 京都府 京都大学医学部附属病院 〒606-8507
京都市左京区聖護院川原町54075-751-3111 ~2024/05/31 福岡県 福岡大学病院 〒814-0180
福岡市城南区七隈7-45-1092-801-1011 ~2024/05/31 福岡県 産業医科大学病院 〒807-8556
北九州市八幡西区医生ヶ丘1-1093-603-1611 ~2024/05/31 福岡県 九州大学病院 〒812-8582
福岡市東区馬出3-1-1092-641-1151 ~2024/05/31 佐賀県 佐賀大学医学部附属病院 〒849-8501
佐賀市鍋島5-1-10952-31-6511 ~2024/05/31
本サイトで扱う情報は2012年9月21日以降に更新されたものとなります。「過去」の実施技術・医療機関は、 2012年9月21日以降に終了したものを掲載しています。