- 前立腺がん(遠隔転移しておらず、NCCN分類で中リスク群と診断されるものに限る。)
- この先進医療は、前立腺がんに対して、放射線の一種である陽子線を照射する療法です。陽子線は、放射線量が低い状態で体に入り、標的とするがんの位置で最大のエネルギーを放出し、それより奥には進まない性質があります。すなわち、がんに狙いを絞って攻撃することができ、正常組織にはほとんど影響を与えないとされています。
適応となるのは、前立腺がんのなかでも中リスク群です。それは、「がんが前立腺にとどまっていて、左右の前立腺のうちの片方の2分の1を超えているか、左右両方に広がっている」「がんの悪性度をあらわすグリーソンスコアは中間を意味する7」「血液検査でがんの進行がわかるPSA値が10~20ng/dl」のいずれかに該当する場合です。
以上のような前立腺がんの根治療法には手術療法や放射線療法がありますが、陽子線治療なら大きな力でがんを集中的に攻撃することができます。その結果、合併症を最小限に抑えつつ、がんを効果的に死滅させることで、治療効果の向上などが期待されます。 - 2017/07/01~2018/03/31
- 過去に承認されていた実施医療機関
都道府県 医療機関名 所在地 電話番号 医療機関の実施期間 北海道 北海道大学病院 〒060-8648
札幌市北区北14条西5011-716-1161 ~2018/03/31 茨城県 筑波大学附属病院 〒305-8576
つくば市天久保2-1-1029-853-3900 ~2018/03/31 長野県 社会医療法人財団慈泉会 相澤病院 〒390-8510
松本市本庄2-5-10263-33-8600 ~2018/03/31
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