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実施中技術名

不可逆電気穿孔法

ふかぎゃく でんきせんこうほう
  • 適応症
    肝細胞がん(肝内における長径三センチメートル以下の腫瘍が三個以下又は長径五センチメートル以下の腫瘍が一個であって、肝切除術又はラジオ波焼灼療法による治療が困難であり、かつChild-Pugh分類による点数が九点以下のものに限る。)
  • 内容
    この先進医療では、まず、肝細胞がんを取り囲むように複数の電極針を刺します。そして電極針に3000ボルトの高圧電流を1万分の1秒というわずかな時間だけ流すことで、電極針の間に位置するがんに小さな穴を開けて死滅させます。
    適応となるのは、肝細胞がんとその周囲の肝組織を切除する肝部分切除や、がんに電極針を刺して高熱を加えて焼き固めて死滅させるラジオ波焼灼療法が困難な肝細胞がんの患者さんで、肝機能障害の程度を示すChild-Pugh(チャイルド・ピュー)分類の点数が9点以下、すなわち中等度の障害までにとどまっているなどの場合です。
    高圧電流を流しても電極針刺入部の肝組織に熱がほとんど発生せず、神経、血管、胆管への影響が少ないことから、肝細胞がんの一般的な治療である肝部分切除やラジオ波焼灼療法が行えない患者さんにも、この先進医療で安全で効果的な治療が提供されることが期待されます。
  • がんの分類
  • 部位・診療科分類
  • 技術の実施期間
    2019/08/01~
  • 医療機関
    • 現在承認中の実施医療機関
    • 過去に承認されていた実施医療機関
    都道府県 医療機関名 所在地 電話番号
    東京都 東京医科大学病院 〒160-0023
    新宿区西新宿6-7-1
    03-3342-6111
           

本サイトで扱う情報は2012年9月21日以降に更新されたものとなります。「過去」の実施技術・医療機関は、 2012年9月21日以降に終了したものを掲載しています。