- 神経因性排尿筋過活動による膀胱機能障害(五歳以上十八歳未満の患者に係るものに限る。)
- この先進医療は、筋肉の働きを抑えるボツリヌス毒素という薬剤を、膀胱鏡を用いて膀胱壁内部の排尿筋に注射する治療法です。
適応となるのは、神経病変により排尿筋の活動が過剰になり、尿が膀胱に十分にたまらないうちに尿意を感じたり、失禁してしまう膀胱機能障害がある小児患者です。本治療を受けることのできる患者さんは、年齢が5歳以上18歳未満、1日2回以上の尿失禁が週5日以上ある、神経因性排尿筋過活動の治療に用いる抗コリン薬を1種類以上内服しても十分な効果が得られない、などの条件を満たすことが必要です。
ボツリヌス毒素が排尿筋の過度な活動を抑えることで、頻尿や尿失禁の改善、抗コリン薬の減量・中止が期待されます。さらには、患者さんの体への負担が大きくなりがちな膀胱を拡大する手術を回避し、長期的に腎機能を保つことができる可能性もあります。 - 2020/01/01~
- 現在承認中の実施医療機関
- 過去に承認されていた実施医療機関
都道府県 医療機関名 所在地 電話番号 東京都 東京都立小児総合医療センター 〒183-8561
府中市武蔵台2-8-29042-300-5111 奈良県 奈良県立医科大学附属病院 〒634-8522
橿原市四条町8400744-22-3051
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