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実施中技術名

糞便微生物叢移植

ふんべん びせいぶつそう いしょく
  • 適応症
    再発性Clostridioides difficile関連下痢症・腸炎
  • 内容
    この先進医療は、健康な人の糞便から取り出した微生物叢を、再発を繰り返しているClostridioides difficile(クロストリジウム・ディフィシル)関連下痢症・腸炎(CDI)の患者さんの腸内に移植する治療法です。ドナー(糞便提供者)の糞便を生理食塩水と混ぜ、ろ過して微生物叢を抽出し、大腸内視鏡を使って患者さんの大腸内に散布します。
    一般的にCDIは、抗菌薬の長期使用によって腸内細菌のバランスが乱れて起こり、異常に増殖したクロストリジウム・ディフィシルという細菌の毒素によって、1日3回以上の軟便や水様便が少なくとも2日以上続きます。
    CDIの原因となった抗菌薬の使用を中止し、CDIに有効なバンコマイシンという抗菌薬による治療を行っても再発が見られたケースに対して、海外では健康な人の糞便微生物叢の移植の有用性が報告されています。
    この先進医療により、再発性CDIの患者さんが腸内細菌の健康なバランスを取り戻し、下痢や腸炎が改善することが期待されます。
  • がんの分類
     
  • 部位・診療科分類
  • 技術の実施期間
    2020/03/01~
  • 医療機関
    • 現在承認中の実施医療機関
    • 過去に承認されていた実施医療機関
    都道府県 医療機関名 所在地 電話番号
    東京都 順天堂大学医学部附属順天堂医院 〒113-8431
    文京区本郷3-1-3
    03-3813-3111
    石川県 金沢大学附属病院 〒920-8641
    金沢市宝町13-1
    076-265-2000
    愛知県 藤田医科大学病院 〒470-1192 
    豊明市沓掛町田楽ヶ窪1-98
    0562-93-2111
    滋賀県 滋賀医科大学医学部附属病院 〒520-2192
    大津市瀬田月輪町
    077-548-2111
           

本サイトで扱う情報は2012年9月21日以降に更新されたものとなります。「過去」の実施技術・医療機関は、 2012年9月21日以降に終了したものを掲載しています。