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肺高血圧症(薬物療法に抵抗性を有するものに限る。)
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この先進医療は、心臓から肺に血液を送る肺動脈の自律神経叢(自律神経の集まり)を除去することで、肺動脈の血圧を下げる治療法です。太ももの血管から肺動脈までカテーテルを通し、高周波の電流で自律神経叢を焼灼します。
肺高血圧症は、肺動脈の壁が肥厚してが狭くなったり、線維化して硬くなることで肺動脈の血圧が高くなる病気です。その結果、心臓への負荷がかかり、呼吸困難、息切れ、疲れやすさなどの症状が生じます。進行すると右心不全となり、肺への血流量が低下し、死亡することがあります。肺高血圧症の原因として強皮症や混合性結合組織病などの膠原病や血栓症が知られていますが、原因不明のこともあります。肺高血圧症の治療として近年有効な薬物療法が開発され広く利用されていますが、薬物療法に反応しない難治性のケースが少なからず存在します。
この先進医療により、薬物療法に反応しない難治性の肺高血圧症の患者さんの予後の改善が期待されます。 -
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2020/06/01~
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- 現在承認中の実施医療機関
- 過去に承認されていた実施医療機関
都道府県 医療機関名 所在地 電話番号 大阪府 国立研究開発法人 国立循環器病研究センター 〒564-8565
吹田市岸部新町6-106-6170-1070
本サイトで扱う情報は2012年9月21日以降に更新されたものとなります。「過去」の実施技術・医療機関は、 2012年9月21日以降に終了したものを掲載しています。