- 重症未熟児網膜症
- この先進医療は、抗VEGF(血管内皮増殖因子)薬という新生血管の発生や成長を抑える働きのある薬剤であるベバシズマブを、眼の硝子体に注射する治療法です。
適応症である重症未熟児網膜症とは、未熟児の眼球内で網膜血管が異常に増殖する未熟児網膜症が重症化したケースです。未熟児網膜症の約1割が重症未熟児網膜症に進むとされています。重症未熟児網膜症は網膜剥離による重度の視力障害、さらには失明に至ることもあり、小児の失明原因の第1位となっています。
重症未熟児網膜症に対して、従来はレーザーによる網膜光凝固が唯一の治療法でしたが、近年、ラニビズマブという別の抗VEGF薬を用いる硝子体注射療法が普及し、保険適用になっています。
ベバシズマブはラニビズマブよりも治療効果がより長期間持続します。そのため、ラニビズマブによる治療の際にしばしば必要なラニビズマブの追加投与やレーザー治療などの治療がベバシズマブの治療では不要となり、1回のベバシズマブ治療で重症未熟児網膜症の症状が改善することが期待されます。 - 2022/04/01~2024/01/31
- 過去に承認されていた実施医療機関
都道府県 医療機関名 所在地 電話番号 医療機関の実施期間 兵庫県 神戸大学医学部附属病院 〒650-0017
神戸市中央区楠町7-5-2078-382-5111 ~2024/01/31
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