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実施中技術名

セボフルラン吸入療法

せぼふるらん きゅうにゅうりょうほう
  • 適応症
    急性呼吸窮迫症候群(従来の治療法に抵抗性を有するものに限る。)
  • 内容
    この先進医療は、全身麻酔のための鎮静薬として使用されるセボフルランを、人工呼吸器が装着されている患者に継続してみられる努力呼吸(通常の呼吸では用いることのない呼吸補助筋も用いて行う呼吸のこと。過度の吸気努力による一回換気量の増大が続くことで肺障害が生じる。)を抑制することを目的に、人工呼吸器に装着した吸入器で投与する治療法です。セボフルランには、呼吸を抑える作用や軽い筋弛緩作用があります。
    急性呼吸窮迫症候群とは、重症な肺炎や敗血症、外傷などから重度の呼吸不全に陥る病気の総称です。急性呼吸窮迫症候群の患者さんでは、人工呼吸管理下でも継続して努力呼吸が生じることがあります。そのため、換気量を一定量以下に抑えて肺を保護すること(肺保護換気)を目的として、この治療法が行われます。
    適応症は、急性呼吸窮迫症候群に対する人工呼吸管理下にあって、従来の鎮静薬(プロポフォールなど)では患者さんの努力呼吸による換気量を一定量以下に抑えられないケースです。
    この先進医療で、人工呼吸器管理下での努力呼吸を抑制し、換気量を減らして肺保護換気を実現することで、全身の状態が改善することが期待されます。
  • がんの分類
     
  • 部位・診療科分類
  • 技術の実施期間
    2022/05/01~
  • 医療機関
    • 現在承認中の実施医療機関
    • 過去に承認されていた実施医療機関
    都道府県 医療機関名 所在地 電話番号
    兵庫県 神戸大学医学部附属病院 〒650-0017
    神戸市中央区楠町7-5-2
    078-382-5111
           

本サイトで扱う情報は2012年9月21日以降に更新されたものとなります。「過去」の実施技術・医療機関は、 2012年9月21日以降に終了したものを掲載しています。