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実施中技術名

自家膵島移植術

じかすいとういしょくじゅつ
  • 適応症
    慢性膵炎(疼痛を伴うものであって、従来の治療法に抵抗性を有するものに限る。)または膵動静脈奇形(従来の治療法に抵抗性を有するものに限る。)
  • 内容
    この先進医療は、全摘出した患者さん自身の膵臓から血糖値を下げる作用を持つインスリンを産生し分泌する膵島(島状の細胞群)だけを分離し、分離した膵島を門脈から点滴投与して患者さんの肝臓に移植する治療法です。
    炎症による激烈な痛みや胃・十二指腸からの出血を伴う慢性膵炎と、膵臓内の動静脈が毛細血管を介さずに直接交通して異常な血管の塊を形成し、激烈な痛みや胃・十二指腸からの出血を伴う急性膵炎を繰り返す膵動静脈奇形のうち、内科的治療では痛みや胃・十二指腸からの出血を抑制できないために膵臓全体の切除(全摘)が必要となるケースが適応症です。
    膵臓を全摘すると膵島も失われるため、術後に血糖コントロールができずに重症糖尿病を発症します。
    この先進医療で、膵臓全摘で痛みや炎症を抑え、膵島を戻すことで術後の重症糖尿病の発症を予防したり、糖尿病を発症しても血糖をコントロールしやすくすることが期待されます。
  • がんの分類
     
  • 部位・診療科分類
  • 技術の実施期間
    2022/07/01~
  • 医療機関
    • 現在承認中の実施医療機関
    • 過去に承認されていた実施医療機関
    都道府県 医療機関名 所在地 電話番号
    東京都 国立研究開発法人 国立国際医療研究センター病院 〒162-8655
    新宿区戸山1-21-1
    03-3202-7181
           

本サイトで扱う情報は2012年9月21日以降に更新されたものとなります。「過去」の実施技術・医療機関は、 2012年9月21日以降に終了したものを掲載しています。