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実施中技術名

生体肝移植術(切除が不可能な肝門部胆管がん)

せいたいかんいしょくじゅつ(せつじょがふかのうなかんもんぶたんかんがん)
  • 適応症
    切除が不可能な肝門部胆管がん
  • 内容
    この先進医療は、切除が不可能な肝門部胆管がんの患者さんの肝臓とその近くの胆管を一緒に摘出し、引き続き生体肝移植を行う治療法です。肝臓を摘出すれば、胆管から肝臓内に浸潤したがんも原発巣である胆管がんと一緒に摘出できます。
    肝門部胆管がんは肝臓でつくられた胆汁を十二指腸などに運ぶ胆管の肝臓からの出口付近(肝門部)に発生したがんです。肝門部の胆管から肝臓内にがんが浸潤していると原発巣の胆管部分の切除のみではがんを完全に体から切除できません。このようなケースは切除が不可能な肝門部胆管がんと呼ばれ、本技術の適応となります。
    肝門部胆管がんは、診断がついた時点ですでに肝臓内にがんが浸潤しているため、胆管部分の切除のみでは体からがんを完全に取り除くことが困難または不可能なことが多いことが問題です。がんを体から完全に切除することが不可能な肝門部胆管がん患者の5年生存率は非常に低く、薬物療法を併用しても延命効果は数カ月程度にとどまります。
    わが国ではこれまでがんに対する生体肝移植は国内では肝細胞がんと肝芽腫だけが保険適用で、毎年400例前後に施行されています。一方、生体肝移植術を併用した肝門部胆管がんの治療成績は欧米を中心に向上しています。
    この先進医療で胆管がんとがんの浸潤した肝臓を一緒に摘出し、合わせて生体肝移植をすることで、肝門部胆管がん患者の5年生存率などの生命予後の改善が期待されます。
  • がんの分類
  • 部位・診療科分類
  • 技術の実施期間
    2022/09/01~
  • 医療機関
    • 現在承認中の実施医療機関
    • 過去に承認されていた実施医療機関
    都道府県 医療機関名 所在地 電話番号
    北海道 北海道大学病院 〒060-8648
    札幌市北区北14条西5
    011-716-1161
    宮城県 東北大学病院 〒980-8574
    仙台市青葉区星陵町1-1
    022-717-7000
    東京都 慶應義塾大学病院 〒160-8582
    新宿区信濃町35
    03-3353-1211
    東京都 東京大学医学部附属病院 〒113-8655
    文京区本郷7-3-1
    03-3815-5411
    愛知県 国立大学法人 名古屋大学医学部附属病院 〒466-8560
    名古屋市昭和区鶴舞町65
    052-741-2111
    京都府 京都大学医学部附属病院 〒606-8507
    京都市左京区聖護院川原町54
    075-751-3111
    岡山県 岡山大学病院 〒700-8558
    岡山市北区鹿田町2-5-1
    086-223-7151
    愛媛県 愛媛大学医学部附属病院 〒791-0295
    東温市志津川454
    089-964-5111
    福岡県 九州大学病院 〒812-8582
    福岡市東区馬出3-1-1
    092-641-1151
    熊本県 熊本大学病院 〒860-8556
    熊本市中央区本荘1-1-1
    096-344-2111
           

本サイトで扱う情報は2012年9月21日以降に更新されたものとなります。「過去」の実施技術・医療機関は、 2012年9月21日以降に終了したものを掲載しています。