- 特発性大腿骨頭壊死症(非圧潰病期に限る。)
- この先進医療は、患者さん自身から採取した骨髄液を濃縮させた後に、大腿骨頭(だいたいこっとう)の骨組織が死んだ状態(壊死:えし)の部分に注射して、骨の再生を図る治療法です。
骨髄液には骨の再生を促す作用があります。本治療に用いる骨髄液は患者さんの骨盤を形成する大きな骨(腸骨)から採取します。大腿骨頭は大腿骨の上端についている丸い部分、つまり太ももの付け根にある骨です。
大腿骨頭壊死症は国の指定難病で、進行すると骨がつぶれ(圧潰:あっかい)、痛みや関節障害のために普段の動作に支障が出ることになります。原因が分からない大腿骨頭壊死症(特発性)が両側の大腿骨頭に生じている患者さんのうち、片側の大腿骨頭には圧潰が生じているため治療として人工股関節全置換術を予定しているが、反対側の大腿骨頭は圧潰に至っていない状態がこの治療の適応になります。圧潰していない側にこの治療を行います。
この先進医療で大腿骨頭の壊死した部分の再生が促され、痛みや普段の動作に支障が出る圧潰への進行が抑えられることが期待されます。 - 2022/12/01~
- 現在承認中の実施医療機関
- 過去に承認されていた実施医療機関
都道府県 医療機関名 所在地 電話番号 東京都 慶應義塾大学病院 〒160-8582
新宿区信濃町3503-3353-1211 東京都 順天堂大学医学部附属順天堂医院 〒113-8431
文京区本郷3-1-303-3813-3111 愛知県 国立大学法人 名古屋大学医学部附属病院 〒466-8560
名古屋市昭和区鶴舞町65052-741-2111 広島県 独立行政法人国立病院機構 呉医療センター 中国がんセンター 〒737-0023
呉市青山町3-10823-22-3111
本サイトで扱う情報は2012年9月21日以降に更新されたものとなります。「過去」の実施技術・医療機関は、 2012年9月21日以降に終了したものを掲載しています。