
アモキシシリン、ホスホマイシンおよびメトロニダゾール経口投与ならびに同種糞便微生物叢移植の併用療法
あもきししりん、ほすほまいしん およびめとろにだぞーるけいこうとうよ ならびにど ... >>
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- 潰瘍性大腸炎(軽症から中等症までの左側大腸炎型または全大腸炎型に限る。)
- この先進医療は、健康な人の糞便微生物叢(ふんべんびせいぶつそう:便の腸内細菌の集まり)の溶液を、大腸内視鏡装置を用いて患者さんの大腸内に注入して移植する治療法です。健康な人の腸内細菌の集まり(細菌叢)を移植することで腸内環境が改善され治療につながる考えられています。この細菌叢を定着しやすくするために、事前にアモキシシリン、ホスホマイシン、メトロニダゾールという3種類の抗菌薬を経口投与し、大腸内を無菌に近い状態にしてから行います。
潰瘍性大腸炎は、慢性的な炎症で大腸粘膜がただれたり、潰瘍(かいよう)ができる病気であり、国の指定難病です。病変が広がる部位によって直腸炎型、左側大腸炎型、全大腸炎型の3つに分けられます。このうち左側大腸炎型、全大腸炎で、軽症から中等症が適応症です。左側大腸炎型、全大腸炎型では、治療に局所のステロイド投与を用いることができず、経口投与になるため副作用が起こりやすいなど、治療法の選択肢は十分ではなく、新たな治療法の開発が待たれています。
この先進医療で腹痛や下痢、血便といった症状を日常生活に支障が出ない程度にまで抑えられる(寛解:かんかい)割合が高まり、病気の進行の抑制が期待されます。 - 2023/01/01~
- 現在承認中の実施医療機関
- 過去に承認されていた実施医療機関
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