- 不妊症(卵管性不妊、男性不妊、機能性不妊または一般不妊治療が無効であるものであって、これまで反復して着床もしくは妊娠に至っていない患者もしくは流産もしくは死産の既往歴を有する患者に係るもの、または患者もしくはその配偶者(届出をしていないが、事実上婚姻関係と同様の事情にある者を含む。)が染色体構造異常を持つことが確認されているものに限る。)
- この先進医療は、胚移植可能となるまで十分に発育した胚の一部から5~10個の細胞を採取し、染色体数の異常を判定する検査法です。専用の染色体構造変異解析キットを用いて評価します。
適応となるのは、不妊症の患者さんで、着床・妊娠に至らないか、流産・死産を繰り返した既往歴があり、本人あるいは配偶者(事実婚を含む)が染色体構造異常を持つ場合です。
体外受精で、胚移植可能となるまで十分に発育した胚を移植しても、妊娠しないか流産するケースが多いことが課題となっています。また、胚移植可能となるまで十分に発育した胚の半数以上に染色体数の異常があり、このような胚を子宮に戻しても着床しないか、着床しても流産に至ることが明らかになってきました。
この先進医療により、染色体数に異常を認めない胚を優先的に移植することで、体外受精-胚移植の成功率を高め、流産を回避できることが期待されます。 - 2025/04/01~
- 現在承認中の実施医療機関
- 過去に承認されていた実施医療機関
都道府県 医療機関名 所在地 電話番号 徳島県 徳島大学病院 〒770-8503
徳島市蔵本町2-50-1088-631-3111
本サイトで扱う情報は2012年9月21日以降に更新されたものとなります。「過去」の実施技術・医療機関は、 2012年9月21日以降に終了したものを掲載しています。