- 進行再発非小細胞肺がん(ロルラチニブ経口投与療法が不忍容であるもの、またはロルラチニブ経口投与療法に抵抗性を有するものであって、ALK融合遺伝子陽性のものに限る。)
- この先進医療は、白血病の治療で使用されるギルテリチニブという薬剤を、進行再発非小細胞肺がんに用いる治療法です。
適応症は、進行再発非小細胞肺がんのうち、ALK融合遺伝子が陽性で、ロルラチニブが副作用で使えなかったり効かなくなったりしたケースとなります。
ALK融合遺伝子陽性肺がん(ALK肺がん)とは、ALK融合遺伝子という遺伝子の異常によって、がん細胞が増殖する肺がんです。現在、複数のALK阻害薬が治療に用いられており、第一選択としてアレクチニブが用いられているものの、数年間で薬剤耐性ができることがあります。二次治療としてロルラチニブが有効とされていますが、ロルラチニブにも耐性を生じた場合に有効な薬剤がまだありません。しかし、近年の臨床研究において、ギルテリチニブには強いALK阻害効果があり、既存のALK阻害薬が耐性を示す場合にも有効であると報告されています。
この治療法は、ギルテリチニブによる強いALK阻害効果によって、がん細胞の増殖抑制、がんの縮小が期待される先進医療です。 - 2025/05/01~
- 現在承認中の実施医療機関
- 過去に承認されていた実施医療機関
都道府県 医療機関名 所在地 電話番号 岡山県 岡山大学病院 〒700-8558
岡山市北区鹿田町2-5-1086-223-7151
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