- 甲状腺髄様がん
- 甲状腺髄様がんは甲状腺がんのなかでもまれながんです。遺伝性と非遺伝性に大きく分けられ、遺伝性の場合はRET遺伝子の変異により発症することがわかっています。遺伝性と非遺伝性とでがんの経過および治療法は異なるため、RET遺伝子検査による確定診断により、患者さんに適した治療法の選択が可能になります。
甲状腺髄様がんを発症、またはその疑いを持たれた患者さんに対して、遺伝カウンセリングを行い、患者さんの同意を得た上でRET遺伝子の解析を行います。遺伝子変異を認めた場合は、外科的治療は甲状腺全摘となり、副腎と副甲状腺の精密検査を行うことになります。
RET遺伝子の変異が認められない場合は非遺伝性と判断され、甲状腺切除範囲はがん病変部位に適した範囲となり、甲状腺を一部温存することも可能となります。
家族で初めて甲状腺髄様がんを発症、またはその疑いを持たれた患者さんと、遺伝性甲状腺髄様がんの患者さんの血縁者とでは、遺伝子診断の解析方法は異なります。 - 2008/09/01~2016/03/31
- 過去に承認されていた実施医療機関
都道府県 医療機関名 所在地 電話番号 医療機関の実施期間 群馬県 国立大学法人 群馬大学医学部附属病院 〒371-8511
前橋市昭和町3-39-15027-220-7111 ~2016/03/31 東京都 公益財団法人 がん研究会 有明病院 〒135-8550
江東区有明3-8-3103-3520-0111 ~2016/03/31 東京都 日本大学医学部附属板橋病院 〒173-8610
板橋区大谷口上町30-103-3972-8111 ~2016/03/31 大分県 野口病院 〒874-0902
別府市青山町7-520977-21-2151 ~2016/03/31
本サイトで扱う情報は2012年9月21日以降に更新されたものとなります。「過去」の実施技術・医療機関は、 2012年9月21日以降に終了したものを掲載しています。