- 骨盤臓器脱
- 骨盤臓器脱は、出産や加齢によって骨盤内にある子宮や膀胱、直腸などを支えている筋肉や靭帯(骨盤底筋群)が緩んで、これらの臓器が腟から体外に出てきてしまう状態のことです。治療の基本は手術療法で、腟から子宮を摘出したのち臓器を支える筋肉を補強・修復する方法や、緩んだ骨盤底筋の代わりに人工のメッシュ素材を用いて臓器を支える方法などが主流です。
一方、欧米では仙骨腟固定術がスタンダードな治療法となっています。腟壁に人工のメッシュテープを2本貼り付け、それを吊り上げて仙骨に固定する方法です。当初は開腹下に行われていましたが、1994年に腹腔鏡を用いた術式が開発されました。開腹手術と腹腔鏡手術との比較では治療成績に差が見られなかったことから、より体への負担が少ない腹腔鏡下仙骨腟固定術が普及しています。
この腹腔鏡下仙骨腟固定術は臓器脱出の再発率が低く、全ての操作を腹腔鏡下に行うため患者さんへの負担が少ないので入院日数が短縮でき、鎮痛薬などの使用も減らせるので医療費削減効果も期待できます。 - 2012/04/01~2016/03/31
- 過去に承認されていた実施医療機関
都道府県 医療機関名 所在地 電話番号 医療機関の実施期間 東京都 日本医科大学付属病院 〒113-8603
文京区千駄木1-1-503-3822-2131 ~2016/03/31 東京都 東京大学医学部附属病院 〒113-8655
文京区本郷7-3-103-3815-5411 ~2016/03/31 岐阜県 岐阜市民病院 〒500-8513
岐阜市鹿島町7-1058-251-1101 ~2016/03/31 大阪府 公益財団法人日本生命済生会 日本生命病院 〒550-0006
大阪市西区江之子島2-1-5406-6443-3446 ~2016/03/31 岡山県 倉敷成人病センター 〒710-8522
倉敷市白楽町250086-422-2111 ~2016/03/31
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