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実施終了技術名

トレミキシンを用いた吸着式血液浄化療法 

とれみきしんをもちいた きゅうちゃくしき けつえきじょうかりょうほう
この技術は「2018年9月30日」で先進医療に該当しなくなりました。
  • 適応症
    特発性肺線維症(急性増悪の場合に限る。)
  • 内容
    肺の中には、「肺胞」と呼ばれるブドウの房のような小さな袋があり、空気中の酸素を取り込んで、体内の不要な二酸化炭素を排出しています。肺胞の壁の線維化(厚く硬くなること)が起こる病気のうち、原因不明のものを「特発性間質性肺炎」といい、そのうち最も患者さんが多いのが「特発性肺線維症」です。多くは中高年以降に発症し、初期には体を動かしたときの息苦しさや乾いたせきがみられ、次第に呼吸機能が低下していきます。症状はゆっくりと進行しますが、かぜなどをきっかけとして急速に悪化し、人工呼吸器が必要になることがあります。これを「急性増悪」といい、ステロイド薬や免疫抑制薬などによる治療を行いますが、発症3カ月後の死亡率が90%以上との海外の報告もあり、治療困難な病気の一つです。
    この先進医療は、特発性肺線維症の急性増悪を起こした患者さんに対して、薬物療法に加えて、トレミキシンを用いた血液の浄化療法を行うものです。薬物療法では、大量のステロイド薬、好中球エラスターゼ阻害薬、免疫抑制薬を併用します。トレミキシンはもともと、敗血症の原因となる血液中のエンドトキシン(細菌の毒素)を吸着して取り除く医療機器です。近年、特発性肺線維症の急性増悪に対する有効性が報告されており、呼吸機能の改善による生命予後の向上が期待されます。
  • がんの分類
     
  • 部位・診療科分類
  • 技術の実施期間
    2014/01/01~2018/09/30
  • 医療機関
    • 過去に承認されていた実施医療機関
    都道府県 医療機関名 所在地 電話番号 医療機関の実施期間
    東京都 日本医科大学付属病院終了 〒113-8603
    文京区千駄木1-1-5
    03-3822-2131 ~2018/09/30
    神奈川県 神奈川県立循環器呼吸器病センター終了 〒236-0051
    横浜市金沢区富岡東6-16-1
    045-701-9581 ~2018/09/30
             

本サイトで扱う情報は2012年9月21日以降に更新されたものとなります。「過去」の実施技術・医療機関は、 2012年9月21日以降に終了したものを掲載しています。