
11C標識メチオニンを用いたポジトロン断層撮影による診断
しーじゅういち ひょうしきめちおにんをもちいた ぽじとろんだんそうさつえい によ ... >>
この技術は「2020年3月31日」で先進医療に該当しなくなりました。
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- 初発の神経膠腫が疑われるもの(生検または手術が予定されている患者に係るものに限る。)
- この先進医療は、神経膠腫が疑われ、生検や摘出手術を予定している患者さんに対して、11C標識メチオニンを用いたポジトロン断層撮影による診断を行うものです。
神経膠腫は脳に発生する悪性腫瘍であり、脳腫瘍の約30%を占めています。神経膠腫の診断には従来、MRIやCTのほか、糖代謝を指標としたポジトロン断層撮影などが行われてきました。この断層撮影は糖代謝を指標としており、脳への糖の集まり具合を調べて、腫瘍を見つける検査です。ただ、糖は腫瘍細胞だけでなく、正常細胞にも集まるため、いずれの検査の精度も、単独では限界があることが明らかでした。
11C標識メチオニンを用いたポジトロン断層撮影のメチオニンは、たんぱく質を構成するアミノ酸の一種であり、正常細胞にはあまり取り込まれず、腫瘍細胞によく集まる性質があります。造影MRI検査に11C標識メチオニンを用いたポジトロン断層撮影を加えることで、従来の画像診断だけでは困難だった、腫瘍がどこにあるのか、どこまで広がっているのかの鑑別が可能になり、患者さんが生検や腫瘍の摘出手術を受ける際の適切な診断に役立つことが期待されます。 - 2016/04/01~2020/03/31
- 過去に承認されていた実施医療機関
都道府県 医療機関名 所在地 電話番号 医療機関の実施期間 北海道 北海道大学病院 〒060-8648
札幌市北区北14条西5011-716-1161 ~2020/03/31 福島県 公立大学法人 福島県立医科大学附属病院 〒960-1295
福島市光が丘1024-547-1111 ~2020/03/31 大阪府 大阪大学医学部附属病院 〒565-0871
吹田市山田丘2-1506-6879-5111 ~2020/03/31
本サイトで扱う情報は2012年9月21日以降に更新されたものとなります。「過去」の実施技術・医療機関は、 2012年9月21日以降に終了したものを掲載しています。