- 胆道がん(切除が不能と判断されたもの又は術後に再発したものであって、ゲムシタビンによる治療に対して抵抗性を有するものに限る。)
- この先進医療は、胆道がんの患者さんで、切除ができないか、切除後に再発したケースで、ゲムシタビンという抗がん剤が効かない場合に、アキシチニブという分子標的薬を単剤で投与する治療法です。
胆汁という消化液を一時的にためておく胆嚢(たんのう)から十二指腸にいたる、胆嚢、胆管、乳頭部にできたがんを合わせて胆道がんといいます。胆道がんの治癒のためには、切除することが有効ですが、治癒率は30%台にとどまっているうえ、再発率が高いとされています。切除できない場合や切除しても再発した場合は、ゲムシタビンという抗がん剤をベースにした治療が中心になっているのが現状です。
アキシニチブは、がん細胞による血管新生やリンパ管新生を集中的に抑える薬剤であり、その作用によってがんの増殖や転移を抑制します。すでに進行腎細胞がんなどでは有効性が認められています。アキシニチブ単剤投与によって、切除不能などの胆道がん患者さんの延命効果の改善が期待されます。 - 2016/06/01~2018/12/31
- 過去に承認されていた実施医療機関
都道府県 医療機関名 所在地 電話番号 医療機関の実施期間 東京都 杏林大学医学部付属病院 〒181-8611
三鷹市新川6-20-20422-47-5511 ~2018/12/31 東京都 国立研究開発法人 国立がん研究センター中央病院 〒104-0045
中央区築地5-1-103-3542-2511 ~2018/12/31 神奈川県 神奈川県立がんセンター 〒241-8515
横浜市旭区中尾2-3-2045-520-2222 ~2018/12/31
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