- Zenker(ツェンカー)憩室
- この先進医療は、軟性内視鏡(いわゆる胃カメラ)を用いて、咽頭食道部にできるツェンカー憩室と食道の間の壁を切開する治療法です。
ツェンカー憩室は、食道の入り口の一部が外側に向かってポケットのようになったものです。ほとんどの患者さんは嚥下障害を呈し、憩室(ポケット状の袋)内にたまった食べ物が逆流したり、咽頭の閉塞感、咳嗽、誤嚥性肺炎が起こることがあります。ツェンカー憩室の頻度は全食道憩室の約1割を占めます。
症状が重い場合、現状では主に外科手術で憩室そのものを切除する治療が行われています。
一方、この先進医療では、口から軟性内視鏡を挿入し、ツェンカー憩室と食道の間の壁を切開します。これまでの報告では、安全性、有効性とも従来の治療法と同等とされています。外科手術に比べ患者さんの負担が少ない治療法で、嚥下障害や誤嚥性肺炎などの症状が改善することが期待されます。 - 2020/07/01~
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