- 半月板損傷(関節鏡検査により半月板の欠損を有すると診断された患者に係るものに限る。)
- この先進医療は、半月板を損傷した患者さんに対して、コラーゲンの補填材を用いて半月板の修復を行うものです。
半月板は、大腿骨(太ももの骨)と脛骨(すねの骨)の間にある板状の軟骨です。半月板損傷はリハビリテーションなどの保存療法でよくなることもありますが、症状が改善しない場合には手術を行います。
手術には、損傷した部位を縫い合わせる方法と、損傷した部位を切除する方法があります。半月板を切除すると組織の再生は難しく、さらに変形性膝関節症を発症する恐れがあるため、可能な限り半月板を温存することが望ましいとされています。しかし、縫い合わせるのが難しいほど半月板の欠損がある場合には、切除以外に有効な治療法がないのが現状です。
この先進医療では、ウシ由来のコラーゲンを用いて、半月板と同等の強度を有するコラーゲン半月板補填材を作成します。この補填材を半月板の欠損部位に移植して縫合すると、補填材を足場として半月板の組織が再生され、変形性膝関節症の予防につながることが期待されます。 - 2015/07/01~2021/01/31
- 過去に承認されていた実施医療機関
都道府県 医療機関名 所在地 電話番号 医療機関の実施期間 大阪府 大阪大学医学部附属病院 〒565-0871
吹田市山田丘2-1506-6879-5111 ~2021/01/31
本サイトで扱う情報は2012年9月21日以降に更新されたものとなります。「過去」の実施技術・医療機関は、 2012年9月21日以降に終了したものを掲載しています。