
メトホルミン経口投与およびテモゾロミド経口投与の併用療法
めとほるみん けいこうとうよ および てもぞろみど けいこうとうよの へいようり ... >>
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- 膠芽腫(こうがしゅ)(初発のものであって、テモゾロミド経口投与および放射線治療の併用療法後のものに限る。)
- この先進医療は、膠芽腫の患者さんに、テモゾロミドとメトホルミンという薬を経口投与する治療法です。
膠芽腫は、悪性脳腫瘍の一つである神経膠腫のなかでも、最も悪性度が高いグレード4に分類されています。初発の膠芽腫の患者さんに対しては、開頭して腫瘍の摘出手術を行い、抗がん薬のテモゾロミドによる治療と放射線治療を併用します。再発や進行を防ぐ目的でテモゾロミドを投与する(テモゾロミド維持療法)のが現在の標準的な治療法ですが、その効果は十分とはいえません。
2型糖尿病の治療薬であるメトホルミンには、がんに対する通常の治療実施後も残存しうる膠芽腫の幹細胞(がん細胞を生み出す細胞)に作用してこれを破壊することで、膠芽腫の再発を抑制する効果が期待されています。この先進医療は、テモゾロミド維持療法にメトホルミンを追加することで、膠芽腫の患者さんの予後の改善が期待されます。 - 2021/02/01~
- 現在承認中の実施医療機関
- 過去に承認されていた実施医療機関
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