- 膠芽腫(当該疾病が発症した時点における年齢が十八歳未満の患者に係るものであって、テント上に位置するものに限る。)
- この先進医療は、脳内に腫瘍治療用の交流電場を発生させる機器を使って、腫瘍細胞の細胞分裂を阻害し、細胞死を誘導して、腫瘍の成長を抑制する治療法です。適応症は、代表的な悪性脳腫瘍である神経膠腫(しんけいこうしゅ)のなかでも最も悪性度が高い膠芽腫(こうがしゅ)を18歳未満で発症し、腫瘍が大脳と小脳の境目(硬膜=テント)より上部にあるケースです。標準治療である手術や放射線治療をすべて行った後にこの治療が選択されます。
この先進医療では、まず、剃毛した頭皮に、アレイという治療用の粘着シートを貼ります。シートと腫瘍電場産生装置をつなぎ、脳内に交流電場を持続的に形成します。28日間を1コースとして26コースの治療を行います。成人の膠芽腫では、すでにこの治療法が保険診療として受けられます。今回、先進医療として年齢が18歳未満の小児患者が治療の対象となります。
小児膠芽腫の腫瘍サイズの縮小や同患者さんの生存期間の延長などが期待されます。 - 2021/04/01~
- 現在承認中の実施医療機関
- 過去に承認されていた実施医療機関
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