- 不妊症(卵管性不妊、男性不妊、機能性不妊または一般不妊治療が無効であるものであって、これまで反復して着床もしくは妊娠に至っていない患者もしくは流産もしくは死産の既往歴を有する患者に係るもの、または患者もしくはその配偶者(届出をしていないが、事実上婚姻関係と同様の事情にある者を含む。)が染色体構造異常を持つことが確認されているものに限る。)
- この先進医療は、体外受精・胚移植が可能になるまで十分に発育させた受精胚の一部の細胞のDNAを次世代シークエンサーで解析し、着床能や発育能を低下させる原因となる染色体の数の異常(異数性)の有無を調べる検査法です。
適応となるのは、不妊症の患者さんで、着床・妊娠に至らずに流産・死産を繰り返した既往歴があり、本人あるいは配偶者(事実婚を含む)が染色体構造異常を持つ可能性のあるケースです。
体外受精・胚移植が可能になるまで十分に発育させた受精胚の半数以上に染色体の異数性が認められます。そのような胚を子宮内に移植しても着床しないか、着床しても流産することが明らかになっています。
受精胚を子宮内に移植する前に本先進医療の技術を使って受精胚の染色体の異数性を調べ、異数性がなく、着床・発育がより期待できる受精胚を移植することで、不妊症患者の着床率・妊娠率が高まり、流産率が低下するなど、体外受精・胚移植の成績が向上することが期待されます。 - 2023/04/01~
- 現在承認中の実施医療機関
- 過去に承認されていた実施医療機関
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