- 脊髄髄膜瘤(胎児期の患者に係るものに限る。)
- 脊髄髄膜瘤は、先天的に脊髄が体の表面に露出している病気で、標準治療では脊髄髄膜瘤閉鎖術を生後1~2日の新生児期に行います。
新生児期の手術は髄膜炎を予防しますが、子宮内で羊水にさらされていることや、胎動や子宮収縮で神経損傷を受けることで、生まれたときには下肢機能の低下や膀胱直腸障害を起こし、キアリII型奇形という脳の奇形を合併したり、脳内に髄液が貯まる水頭症が生じるとされています。
この先進医療は、脊髄髄膜瘤で体の表面に露出した脊髄を閉じる手術(脊髄髄膜瘤閉鎖術)を、母体の子宮内にいる胎児に行う治療法です。
適応症は、脊髄髄膜瘤のうち胎児期のケースです。
この先進医療で髄膜瘤への羊水による化学的刺激や子宮壁への接触による物理的な刺激を早期に途絶することにより、脊髄神経の損傷の程度を軽減でき、出生後の神経の状態や、水頭症やキアリII型奇形などの合併症が改善することなどが期待されます。 - 2025/03/01~
- 現在承認中の実施医療機関
- 過去に承認されていた実施医療機関
都道府県 医療機関名 所在地 電話番号 大阪府 大阪大学医学部附属病院 〒565-0871
吹田市山田丘2-1506-6879-5111
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