
自家骨髄単核球移植による血管再生治療(全身性強皮症)
じかこつずい たんかくきゅういしょくによる けっかんさいせいちりょう(ぜんしんせ ... >>
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- 全身性強皮症(難治性皮膚潰瘍を伴うものに限る。)
- この先進医療は、患者さん自身の腰の骨(腸骨)から採取した骨髄液の中から、血管に成長することができる細胞を含んだ単核球細胞を取り出し、分離濃縮したうえで、手や足に移植して、新たな毛細血管をつくり出す治療法です。移植は手や足への筋肉注射で行います。
適応症は、皮膚だけでなく肺や腎臓などさまざまな臓器が硬くなる(線維化する)全身性強皮症で、皮膚潰瘍がある患者さんです。加えて、皮膚潰瘍に対し現在行われている血管を拡張させる作用のある薬剤や抗血小板薬を内服したり点滴する治療では、十分な効果が得られない難治性であることも適応の条件です。
全身性強皮症での皮膚潰瘍の原因は毛細血管が障害されて手足の末梢に血液が行き渡らなくなることであり、難治性の場合、感染のリスクが高まり、手足の機能障害、ひいては足壊疽を起こして切断に至るリスクも高まります。全身性強皮症に合併する皮膚潰瘍を治癒させるには潰瘍周辺部の組織の血流を改善させることが必要です。
この先進医療で新たな毛細血管をつくり出して組織の血流が改善することで、痛みや皮膚潰瘍が消失し、足の切断なども回避されることが期待されます。 - 2021/07/01~
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