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実施中技術名

自家骨髄単核球移植による血管再生治療

じかこつずい たんかくきゅういしょくによる けっかんさいせいちりょう
  • 適応症
    全身性強皮症(難治性皮膚潰瘍を伴うものに限る。)
  • 内容
    この先進医療は、患者さん自身の腰の骨(腸骨)から採取した骨髄液の中から、血管に成長することができる細胞を含んだ単核球細胞を取り出し、分離濃縮したうえで、手や足に移植して、新たな毛細血管をつくり出す治療法です。移植は手や足への筋肉注射で行います。
    適応症は、皮膚だけでなく肺や腎臓などさまざまな臓器が硬くなる(線維化する)全身性強皮症で、皮膚潰瘍がある患者さんです。加えて、皮膚潰瘍に対し現在行われている血管を拡張させる作用のある薬剤や抗血小板薬を内服したり点滴する治療では、十分な効果が得られない難治性であることも適応の条件です。
    全身性強皮症での皮膚潰瘍の原因は毛細血管が障害されて手足の末梢に血液が行き渡らなくなることであり、難治性の場合、感染のリスクが高まり、手足の機能障害、ひいては足壊疽を起こして切断に至るリスクも高まります。全身性強皮症に合併する皮膚潰瘍を治癒させるには潰瘍周辺部の組織の血流を改善させることが必要です。
    この先進医療で新たな毛細血管をつくり出して組織の血流が改善することで、痛みや皮膚潰瘍が消失し、足の切断なども回避されることが期待されます。
  • がんの分類
     
  • 部位・診療科分類
  • 技術の実施期間
    2021/07/01~
  • 医療機関
    • 現在承認中の実施医療機関
    • 過去に承認されていた実施医療機関
    都道府県 医療機関名 所在地 電話番号
    東京都 日本医科大学付属病院 〒113-8603
    文京区千駄木1-1-5
    03-3822-2131
    神奈川県 公立大学法人 横浜市立大学附属病院 〒236-0004
    横浜市金沢区福浦3-9
    045-787-2800
    京都府 京都府立医科大学附属病院 〒602-8566
    京都市上京区河原町通広小路上ル梶井町465
    075-251-5111
    広島県 広島大学病院 〒734-8551
    広島市南区霞1-2-3
    082-257-5555
    福岡県 久留米大学病院 〒830-0011
    久留米市旭町67
    0942-35-3311
           

本サイトで扱う情報は2012年9月21日以降に更新されたものとなります。「過去」の実施技術・医療機関は、 2012年9月21日以降に終了したものを掲載しています。