
自家骨髄単核球移植による血管再生治療(包括的高度慢性下肢虚血)
じかこつずい たんかくきゅういしょくによる けっかんさいせいちりょう(ほうかつて ... >>
|
![]() |
- 包括的高度慢性下肢虚血(閉塞性動脈硬化症を伴うものに限る。)
- この先進医療は、患者さん自身の骨髄液中から血管に成長することができる細胞(血管内皮前駆細胞)を含んだ単核球細胞を取り出し、血流が低下した(虚血の)症状がある下肢の骨格筋内へ注射して移植して、下肢に新たな毛細血管を作り出す治療法です。
適応症は、動脈硬化によって下肢の血流が低下した閉塞性動脈硬化症を伴う包括的高度慢性下肢虚血です。
包括的高度慢性下肢虚血は、下肢虚血や組織欠損、神経障害、感染など、下肢の切断リスクのある病気の総称です。下肢の動脈の血流が著しく低下し、安静にしていても四肢に疼痛が起こり、壊疽(えそ)や潰瘍ができることがあります。血行再建術などの治療でも局所感染が制御できない場合や敗血症を起こすリスクが高い場合などは、下肢の切断が必要になります。
この先進医療で下肢に新たな血管を作り出すことで、虚血状態や皮膚潰瘍が改善し、壊死や皮膚感染症などのリスク回避が可能になります。さらに、疼痛の軽減や下肢機能の改善と保持によるQOL(生活の質)の向上、適応症のその後の見通し(予後)の改善などが期待されます。 - 2024/07/01~
- 現在承認中の実施医療機関
- 過去に承認されていた実施医療機関
都道府県 医療機関名 所在地 電話番号 東京都 日本医科大学付属病院 〒113-8603
文京区千駄木1-1-503-3822-2131 神奈川県 公立大学法人 横浜市立大学附属病院 〒236-0004
横浜市金沢区福浦3-9045-787-2800 京都府 京都府立医科大学附属病院 〒602-8566
京都市上京区河原町通広小路上ル梶井町465075-251-5111 広島県 広島大学病院 〒734-8551
広島市南区霞1-2-3082-257-5555
本サイトで扱う情報は2012年9月21日以降に更新されたものとなります。「過去」の実施技術・医療機関は、 2012年9月21日以降に終了したものを掲載しています。