
131I-MIBGを用いた内照射療法(難治性褐色細胞腫)
あいひゃくさんじゅういち-えむあいびーじーをもちいた ないしょうしゃりょうほう( ... >>
この技術は「2017年12月31日」で先進医療に該当しなくなりました。
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- 難治性褐色細胞腫(パラガングリオーマを含む。)
- この先進医療は、パラガングリオーマを含む難治性褐色細胞腫(かっしょくさいぼうしゅ)の患者さんに対して、I-131-MIBGを用いた内照射療法を行うものです。
腎臓の上部にある副腎の髄質や交感神経節の細胞にできる褐色細胞腫のうち、奥深くまで達している、遠隔転移している、切除手術の後で再発した、遠隔転移した、のいずれかにあてはまり、かつ、治癒目的の手術や体外からの放射線治療ができない例が難治性褐色細胞腫です。標準治療もなく、抗がん薬を3剤組み合わせる治療法などが行われているものの、治療効果はまだ十分ではありませんでした。
I-131-MIBGを用いた内照射療法では、放射性ヨウ素(I)131を標識としたメタヨードベンジルグアニジン(MIBG)という薬剤を、点滴静注によって体内に入れ、体の中から放射線治療を行います。体内に入ったI-131-MIBGが、体内のすべての腫瘍細胞に集積し、ベータ線という放射線を放出して腫瘍を死滅させる、というしくみです。
この先進医療による治療効果は、従来の抗がん薬3剤による治療法と同等か、それ以上が期待されます。そのうえ、有害反応は軽くすみ、治療が一度ですむために、患者さんの体への負担も少なく、QOL(生活の質)の低下を防ぐこともできる、といわれています。 - 2016/02/01~2017/12/31
- 過去に承認されていた実施医療機関
都道府県 医療機関名 所在地 電話番号 医療機関の実施期間 北海道 北海道大学病院 〒060-8648
札幌市北区北14条西5011-716-1161 ~2017/12/31 群馬県 国立大学法人 群馬大学医学部附属病院 〒371-8511
前橋市昭和町3-39-15027-220-7111 ~2017/12/31 石川県 金沢大学附属病院 〒920-8641
金沢市宝町13-1076-265-2000 ~2017/12/31 鹿児島県 鹿児島大学病院 〒890-8520
鹿児島市桜ヶ丘8-35-1099-275-5111 ~2017/12/31
本サイトで扱う情報は2012年9月21日以降に更新されたものとなります。「過去」の実施技術・医療機関は、 2012年9月21日以降に終了したものを掲載しています。