
イマチニブ経口投与およびペムブロリズマブ静脈内投与の併用療法
いまちにぶ けいこうとうよ および ぺむぶろりずまぶ じょうみゃくないとうよの ... >>
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- 進行期悪性黒色腫(KIT遺伝子変異を有するものであって、従来の治療法に抵抗性を有するものに限る。)
- この先進医療は、進行期の悪性黒色腫に対して、飲み薬のイマチニブ(チロシンキナーゼ阻害薬)と点滴で投与するペムブロリズマブ(免疫チェックポイント阻害薬)を併用する治療法です。
悪性黒色腫は皮膚がんの一つです。悪性黒色腫の患者さんの約3割は、BRAF(v-raf murine sarcoma viral oncogene homolog B1)遺伝子の変異が原因です。BRAF遺伝子の変異による悪性黒色腫の患者さんには有効な治療薬があり、治療に健康保険が適用されます。一方、日本人の悪性黒色腫患者さんには、KIT(KIT proto-oncogene)遺伝子に変異があるタイプが欧米人に比べ比較的多いことが知られています。このタイプの患者さんにはKITを阻害するイマチニブがある一定の効果を示しますが、イマチニブ単剤での効果が限定的であるために、イマチニブ単剤での治療に健康保険は適用されません。
近年、KIT遺伝子に変異を持つ悪性黒色腫の患者さんの治療において、イマチニブと免疫チェックポイント阻害薬の併用が相乗効果を示す研究結果が報告されています。従来の治療法が有効でないKIT遺伝子の変異を有する悪性黒色腫の患者さんに、イマチニブとペムブロリズマブを併用する本先進医療が、治療の新たな選択肢となることが期待されます。 - 2020/02/01~
- 現在承認中の実施医療機関
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