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実施中技術名

イマチニブ経口投与およびペムブロリズマブ静脈内投与の併用療法

いまちにぶ けいこうとうよ および ぺむぶろりずまぶ じょうみゃくないとうよの  ... >>
  • 適応症
    進行期悪性黒色腫(KIT遺伝子変異を有するものであって、従来の治療法に抵抗性を有するものに限る。)
  • 内容
    この先進医療は、進行期の悪性黒色腫に対して、飲み薬のイマチニブ(チロシンキナーゼ阻害薬)と点滴で投与するペムブロリズマブ(免疫チェックポイント阻害薬)を併用する治療法です。
    悪性黒色腫は皮膚がんの一つです。悪性黒色腫の患者さんの約3割は、BRAF(v-raf murine sarcoma viral oncogene homolog B1)遺伝子の変異が原因です。BRAF遺伝子の変異による悪性黒色腫の患者さんには有効な治療薬があり、治療に健康保険が適用されます。一方、日本人の悪性黒色腫患者さんには、KIT(KIT proto-oncogene)遺伝子に変異があるタイプが欧米人に比べ比較的多いことが知られています。このタイプの患者さんにはKITを阻害するイマチニブがある一定の効果を示しますが、イマチニブ単剤での効果が限定的であるために、イマチニブ単剤での治療に健康保険は適用されません。
    近年、KIT遺伝子に変異を持つ悪性黒色腫の患者さんの治療において、イマチニブと免疫チェックポイント阻害薬の併用が相乗効果を示す研究結果が報告されています。従来の治療法が有効でないKIT遺伝子の変異を有する悪性黒色腫の患者さんに、イマチニブとペムブロリズマブを併用する本先進医療が、治療の新たな選択肢となることが期待されます。
  • がんの分類
  • 部位・診療科分類
  • 技術の実施期間
    2020/02/01~
  • 医療機関
    • 現在承認中の実施医療機関
    • 過去に承認されていた実施医療機関
    都道府県 医療機関名 所在地 電話番号
    北海道 北海道大学病院 〒060-8648
    札幌市北区北14条西5
    011-716-1161
    宮城県 東北大学病院 〒980-8574
    仙台市青葉区星陵町1-1
    022-717-7000
    東京都 慶應義塾大学病院 〒160-8582
    新宿区信濃町35
    03-3353-1211
    東京都 国立研究開発法人 国立がん研究センター中央病院 〒104-0045
    中央区築地5-1-1
    03-3542-2511
    静岡県 静岡県立静岡がんセンター 〒411-8777
    駿東郡長泉町下長窪1007
    055-989-5222
    愛知県 国立大学法人 名古屋大学医学部附属病院 〒466-8560
    名古屋市昭和区鶴舞町65
    052-741-2111
    大阪府 地方独立行政法人大阪府立病院機構 大阪国際がんセンター 〒541-8567
    大阪市中央区大手前3-1-69
    06-6945-1181
    福岡県 独立行政法人国立病院機構 九州がんセンター 〒811-1395
    福岡市南区野多目3-1-1
    092-541-3231
           

本サイトで扱う情報は2012年9月21日以降に更新されたものとなります。「過去」の実施技術・医療機関は、 2012年9月21日以降に終了したものを掲載しています。