- 肺尖部胸壁浸潤がん(化学放射線療法後のものであって、同側肺門リンパ節・縦隔リンパ節転移、同一肺葉内・同側の異なる肺葉内の肺内転移および遠隔転移のないものに限る。)
- この先進医療は、肺尖部胸壁浸潤がんの切除手術の前後に、デュルバルマブという免疫チェックポイント阻害薬を点滴で静脈内に投与する治療法です。免疫チェックポイント阻害薬は、がん細胞が免疫の作用から逃れるしくみを妨げることで、免疫ががん細胞に対して十分に作用してがん細胞を破壊できるようにする薬です。
肺尖部胸壁浸潤がんは、肺尖部(肺の一番上の部分)にできたがんが、周囲の胸壁にまで広がったものです。切除可能な肺尖部胸壁浸潤がんに対して、抗がん薬による化学療法と放射線療法を併用してから切除手術を行うのが標準治療ですが、予後が悪いケースが少なくありません。
この先進医療では、手術前の化学療法と放射線療法の併用に加え、手術の前後にデュルバルマブを投与します。また、手術前のデュルバルマブ療法の後で手術ができないと判断された場合は、デュルバルマブを追加投与します。これらの治療により、予後の改善が期待されます。 - 2020/03/01~
- 現在承認中の実施医療機関
- 過去に承認されていた実施医療機関
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新宿区西新宿6-7-103-3342-6111 東京都 順天堂大学医学部附属順天堂医院 〒113-8431
文京区本郷3-1-303-3813-3111 東京都 杏林大学医学部付属病院 〒181-8611
三鷹市新川6-20-20422-47-5511 東京都 国立研究開発法人 国立がん研究センター中央病院 〒104-0045
中央区築地5-1-103-3542-2511 神奈川県 神奈川県立がんセンター 〒241-8515
横浜市旭区中尾2-3-2045-520-2222 静岡県 静岡県立静岡がんセンター 〒411-8777
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名古屋市昭和区鶴舞町65052-741-2111 大阪府 地方独立行政法人大阪府立病院機構 大阪国際がんセンター 〒541-8567
大阪市中央区大手前3-1-6906-6945-1181 大阪府 大阪市立総合医療センター 〒534-0021
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神戸市中央区楠町7-5-2078-382-5111 岡山県 公益財団法人 大原記念倉敷中央医療機構 倉敷中央病院 〒710-8602
倉敷市美和1-1-1086-422-0210 広島県 広島大学病院 〒734-8551
広島市南区霞1-2-3082-257-5555 愛媛県 独立行政法人国立病院機構 四国がんセンター 〒791-0280
松山市南梅本町甲160089-999-1111 福岡県 産業医科大学病院 〒807-8556
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