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実施中技術名

アナモレリン塩酸塩経口投与

あなもれりんえんさんえん けいこうとうよ
  • 適応症
    体重減少(食道がんに対する食道亜全摘胃管再建術または胃がんに対する噴門側胃切除術もしくは胃全摘術を実施したものに限る。)
  • 内容
    この先進医療は、胃がんや食道がんの手術を受けて体重が減少している患者さんに、アナモレリンという食欲増進効果が期待される薬剤を内服してもらう治療法です。
    胃がんや食道がんの手術を受けると飲食できる量が減ることで、体重や筋肉が減ることが多く、QOL(生活の質)にも悪影響を及ぼす恐れがあります。
    グレリンというホルモンには成長ホルモンを刺激したり、食欲を増進する作用があることがわかっています。アナモレリンはグレリンと同様の作用がある薬剤で、がんによる体重減少や体力低下の改善薬としてすでに薬事承認されているものの、食道がんやがんの手術後に対しては、いまだ健康保険の適用になっていません。しかし、食道がんや胃がんの術後は血中のグレリン濃度が低下することから、最もアナモレリンの治療効果が期待できる対象と考えられています。
    この先進医療の適応症は、食道がん手術でリンパ節を含めて食道を摘出して残った口側
    部分の食道と胃をつなぐ食道亜全摘胃管再建術を受けているケース、胃がんの手術で胃の入口(食道)側を切除する噴門側胃切除術や胃全体を摘出する胃全摘術を受けているケースで、いずれも体重が減少している場合です。
    この先進医療で食欲増進効果が得られることで、食道がんや胃がんの手術後の体重・筋肉減少が抑えられ、QOLも改善することなどが期待されます。
  • がんの分類
  • 部位・診療科分類
  • 技術の実施期間
    2025/02/01~
  • 医療機関
    • 現在承認中の実施医療機関
    • 過去に承認されていた実施医療機関
    都道府県 医療機関名 所在地 電話番号
    東京都 公益財団法人 がん研究会 有明病院 〒135-8550
    江東区有明3-8-31
    03-3520-0111
    東京都 国立研究開発法人 国立がん研究センター中央病院 〒104-0045
    中央区築地5-1-1
    03-3542-2511
    大阪府 地方独立行政法人大阪府立病院機構 大阪国際がんセンター 〒541-8567
    大阪市中央区大手前3-1-69
    06-6945-1181
    大阪府 地方独立行政法人大阪府立病院機構 大阪急性期・総合医療センター 〒558-8558
    大阪市住吉区万代東3-1-56
    06-6692-1201
    大阪府 近畿大学病院 〒589-8511
    大阪狭山市大野東377-2
    072-366-0221
    大阪府 独立行政法人国立病院機構 大阪医療センター 〒540-0006
    大阪市中央区法円坂2-1-14
    06-6942-1331
    大阪府 大阪大学医学部附属病院 〒565-0871
    吹田市山田丘2-15
    06-6879-5111
    奈良県 近畿大学奈良病院 〒630-0293
    生駒市乙田町1248-1
    0743-77-0880
           

本サイトで扱う情報は2012年9月21日以降に更新されたものとなります。「過去」の実施技術・医療機関は、 2012年9月21日以降に終了したものを掲載しています。